プロフィール

まず初めに、僕のプロフィールをご覧いただきましてありがとうございます。

このページでは、僕のプロフィールを紹介しつつ、第二新卒として残業100時間越えの中小ベンチャー企業から、残業20時間にも届かないホワイトな上場企業に転職した経験談をご紹介できればと思います。

そして、このプロフィール記事を通して、本ブログを書いているのがどんな人物なのか伝えること。また、第二新卒として転職を検討しているあなたが動き出すきっかけになることを目指していきたいと思います。

もしかしたら、このプロフィールを読んだ方の中には

  • そんなの甘えだ
  • すぐ辞めるやつはクズ
  • 仕事、社会人を舐めるな

と思う方もいるかもしれません。

ですが、僕はこの経験をお伝えすることで、同じような状況や感情を抱き、いま「つらい、もう辞めたい」と感じている方の気持ちが少しでも救われたらいいなと思って書いています。

僕は新卒半年で会社を退職しました

まず、簡潔に僕がどんな人物なのかを紹介しますと「新卒入社半年で“退職”した人」です。

僕は新卒で中小の広告代理店に入社しました。当時、学生の頃は長期インターンなども通して“成長できる企業”に入社したいと思うようになり、成長段階のベンチャー企業を中心に就活をしていました。

そして、入社したかった企業から内定をいただき、他社の選考は3社ほどしか受けずに、早期内定で承諾しました。

いま思うと、この時に企業研究や自己分析が不足していたり、将来どんな生活をしたいのかということを明確に決めていなかったのが、1社目でミスマッチを起こし、わずか半年で退職するという結果に至った原因だと考えています。

ただし、次に説明する、過酷な残業時間ではなければ“辞める”というところまでは追い込まれなかったと思っています。ということで、僕が前職を退職した理由について次の章でご説明します。

最高残業時間130時間超え、鬱一歩手前の日常

僕が新卒入社した企業を退職した最大の理由は「残業時間」です。

プロジェクトの中心となるディレクションをする立ち位置だったこともあり、仕事量は基本的に残業が前提で、見込み残業時間も45時間と多いのはわかっていました。しかし、実際の残業時間は入社前のイメージよりさらに多く、平均で月60〜70時間、最大で130時間以上でした。

入社してからの残業時間の推移を簡単に説明すると、4月37時間、5月40時間、6月70時間、7月121時間、8月132時間、9月63時間といった形でした。

メンタル的に影響が出始めたのは、残業100時間を超えた7月で、

  • 朝空腹なのにえづく
  • 夢に上司が出てきて目が覚める
  • 会社にいると動悸がする
  • 常に仕事をしていないと土日でも不安になる
  • 仕事しかしていないので、ニュースを見る暇もなく世の中の動きが把握できなくなる
  • とにかく時間がないので、話しかけてくる同期にイライラする
  • 人間そんなに寝なくても死なないと気づく
  • 会社で誰もいない終電前の時間などに舌打ちが自然に出る
    →つらい状況にイライラする、でも悲しくもなる
  • 会社のトイレで家族写真とか眺めはじめる
  • 会社に行きたくなさ過ぎて、最寄り駅から会社まで遠回りしていく
    →残業が多くなってきて出来なくなる。

など、挙げればキリがないのですが、色々な症状や状況、感情になっていきました。

土日もやらないと終わらない量の仕事だったので、上手くリフレッシュすることができず、土日のある日に自然と涙が出たこともありました…

鬱。とまではいかなかったのですが、確実に適応障害と言われる状態だったんじゃないかと思います。精神科に行きたくても有給がないので、病院に行く時間などありませんでしたが。

転職ではなく“退職”を決意

そして入社5ヶ月目の8月に退職を決意しました。ただし、ここまでには色々な過程があったので、そこも説明します。

実はこの決意をする以前に、3回会社側に環境を変えていただけないか相談しています。

「現状、このポジションで仕事をすることが自分にとって厳しい。そのため、サポート側に回って、できることから1つずつ吸収し成長していきたい」といった多少前向きな内容で伝えたと思います。

この相談は人事部長に1回、上司に2回しましたが、その希望は叶うことなく「このままでは自分が壊れてしまう」と感じました。

同時期に、両親にも相談をしていて、一度は「流石に辞めるのは早すぎる」と止められ、「そうだよな…」と思いながら頑張ったのですが、ある時会社で残業をしている時に涙が出てきて、メンタル的に耐えられなくなり、両親に「辞める」と電話しました。

その日は両親に止められることはなく「転職活動頑張るんだぞ」と言われました。この時、メンタルがボロボロで冷静な判断はできなかったので、とにかく辞めてから考えようと思い、翌日上司に退職願を渡しました。

上司にはもちろん「なんで?」とか「いまコロナで転職先見つからないんじゃないか?」と色々聞かれ、上司から直接止められることはなかったのですが、その後の部長面談で引き止められました。

しかし自分の退職への意志は固かったため、しっかりとお断りして、プロジェクトが終わる9月末での退職が決定しました。

ですが、退職が決定してからが地獄で、最高残業時間である130時間というのは、この退職が決定した翌月の残業時間です。プロジェクトも大詰めで、休む間もなく働き、往復の電車の中でも仕事ができたので、1日の中で自分の時間は30分という日も少なくありませんでした。

それでも「あとちょっとで辞められる」という気持ちだけでなんとかその異常な労働時間に耐えていました。退職することが前提でなければ、目指すべきゴールもない状態での辛い労働なので、もしかしたら壊れてしまっていたかもしれません。

そして、入社して半年である9月末に退職しました。プロジェクトをバックれることはなかったので、一応円満退社することができました(会社側の本心は分かりませんが)。

5ヶ月で80社に落とされた転職活動

9月末に退職し、メンタル的にも疲れが出てたので、1ヶ月は何も考えずにリフレッシュすることにして、友達と遊んだり、家で時間に追われることなくダラダラして過ごしました。

そして11月から転職活動をスタートし、まずリクルートエージェント、doda、リクナビNEXTなどに登録しました。

エージェント系は最初に面談をするので、その面談で転職理由やどんな業界を目指すかどうかをヒアリングされ、その方向性で色々な会社を提案してくれます。

しかし、ここからの転職活動がなかなか厳しく…まず書類が通りません。運良く面接に進んだとしても2次面接で落ちてしまいます。

2ヶ月で40社ほどの書類選考に落ちてからは、もう少し職種の幅を広げたり応募する媒体を増やそうと考えました。

途中からはマイナビジョブ20’sにも登録して、1日かけて行われるようなオンライン合同説明会にも参加しました。

でもやっぱり内定が出ない…この時点で退職から4ヶ月目の1月になっていました。担当の転職エージェントからは、「半年以上経歴に空白ができると、その後の転職活動が厳しくなる」と言われていたこと、一人暮らしでそろそろ家賃が払えなくなってきていたことで、かなり焦っていました。

僕はマーケティング職を志望していたので、そもそも第二新卒ではかなり狭き門ということもあり、「別の職種に方向転換した方がいいのかもな…」と考え、人事職や広報職など別の興味がある仕事にも応募したりしました。

その時、人事職で1社選考がいい感じで進み、最終面接が決まりました。

ですが「いや、でも本当にやりたい職種や将来を見据えて妥協はしたくない」と思い、再度マーケティング職、元々興味があったWebライター職に絞り、「転職活動5ヶ月目である2月中に内定が出なかったら、どこでもいいから就職しよう」と決めて、後悔のないようにとにかく応募しまくりました。

また、今までと応募方法を変え、マーケティング未経験採用ではなく「第二新卒採用」の企業のみに応募しました。さらに、wantedlyにも登録して、応募の幅をより広げることに。

その結果、1ヶ月も経たないうちに、さきほど説明した人事職とマーケティング職、ライター職で計3社から内定をいただくことができました。

縁あって上場企業に第二新卒として転職成功

最終的には、内定をいただいた3社のうち、マーケティング職であった現職の企業に入社することになりました。

その企業は上場企業で安定しており、残業時間もしっかりと管理されているホワイトな会社です。

いまでも、新卒半年で退職した自分なんかが内定をもらえるような会社じゃないと思っているのですが、いままでの経験や会社側が“たまたま”第二新卒を募集していたという好タイミングでの応募だったこともあり、入社に至ります。

本当に縁です。希望していた職種であることや、ワークライフバランスが保てる環境を与えていただけたことには感謝してもしきれません。

苦しんでる第二新卒を救うためにブログを開設

ここまですべて読んでくれた方は、おそらく僕の境遇にとても共感したか、同情してる方ですかね笑

もしいま僕と似た経験をしている方や、方向性は違えど、同じように仕事で苦しんでいる方がいるなら、少しでも力になりたいと思っています。

そんな思いもあり、大学生の頃から得意だったブログを通して、自分の経験や転職の仕方などを発信することにしました。

正直、続けなきゃいけない仕事なんて1つも無いと思います。まずは自分自身を大切にしてください。

でも、そのためには「いますぐに行動してください」

厳しいことを言うようですが、「つらい、やめたい」と“思っているだけ”では現状は何も変わりません。

現状を変えるために、少しでもいいので行動しませんか?

  • 両親や友達など周りの人につらいと打ち明けてみる
  • 相談ベースで転職エージェントと面談だけしてみる
  • 希望職種は無いけど、転職サイトで求人を眺めてみる
  • 退職したいと言えないなら、退職代行に相談してみる

何から始めても大丈夫です。何か行動することが、あなたの明るい未来への第一歩です。

あなたが転職に成功し、心から幸せだと思える生活を取り戻せることを祈っております。