第二新卒

【具体例付き】第二新卒が持つ転職のリスクとそれらを回避する5つのコツを解説

【具体例付き】第二新卒が持つ転職のリスクとそれらを回避する5つのコツを解説
  • 第二新卒で転職するリスクってあるのかな?
  • どうすれば初めての転職でリスクを回避できる?
  • 転職で成功するために気をつけるべきこととは?

と疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

私は、新卒半年で残業が月100時間越えの1社目を退職し、現在は第二新卒として上場企業への転職を成功させ、ホワイトな環境でワークライフバランスを保っている第二新卒です。

この記事では「第二新卒での転職にリスクはある?」という疑問に答えるだけではなく、その後に必ず気になるであろう第二新卒としての転職成功ポイントも解説します。

この記事を読めば、第二新卒として転職するときのリスクやその回避方法を知ることができ、転職活動のコツまでわかるので、初めての転職でも失敗しにくくなります。

第二新卒が持つリスク

新卒同様にポテンシャルによって採用される第二新卒は、新卒就活の失敗を挽回しやすい時期ですが、初めての転職であるため失敗のリスクもあります。

これからお伝えする「第二新卒が持つ転職のリスク」を事前に理解することで、あなた自身の理想を叶える転職活動に活かしてください。

以下でお伝えするリスクについて、後半で回避方法もお伝えしていますので、転職に失敗したくない方はぜひ最後までお読みください。

1.すぐ辞めると思われ、内定がもらえない

第二新卒は、新卒入社から3年以内の求職者であるため、人事から見ると「またすぐ辞めてしまうのではないか」と思われる可能性があります。

その懸念点をうまく払拭できない限りは、いくら面接をやっても内定はもらえません。

2.またすぐに転職したくなったり辞めたくなる

企業選びに失敗して転職したのに、転職先がまたミスマッチだった。なんてことになってしまうこともあります。

転職活動は、時間やお金、労力を必要とするため、安易な転職はせずに、条件ややりたいことなどをしっかりと決めたうえで動き始めましょう。

3.転職後に前職はブラックではなかったと気づく

新卒入社した会社で「この会社はブラックだ…」と感じたとしても、1社しか経験していない新卒は、本当にその企業がブラックかどうか、他の企業を経験しないと分からないかもしれません。

ブラックだと思って辞めたのに、転職先の方がさらにブラックで「前職に戻りたい…」となってしまっては本末転倒です。

そのため、まず現職が本当にブラックなのか、周りの友達や家族に現状を相談し、「慣れていないだけ」「甘えているだけ」であれば安易な転職はしないことをおすすめします。

「自分は甘えてるのかな?」と基準がわからない方は、以下の記事を参考にしてください。

▼関連記事▼
【新卒で辞めたいは甘えじゃない】具体的な判断方法を解説

4.給料が下がる可能性が高い

第二新卒は、スキルや経験ではなくポテンシャルを買われて転職することが多いです。

結果を出す前から高い給料が与えられることは少ないため、前職よりも給与が下がる可能性が高くなります。

私は新卒半年で前職を辞め、今の会社に転職していますが、額面で5万円給料が下がりました。

特に残業代で稼いでいた方は、転職先が残業少なめの会社の場合、大幅に給料が下がることも覚悟する必要があります。

5.辞めてから転職活動をはじめ、生活が苦しくなる

現職で残業が異常に多い、パワハラが日常的に行われているなど、今すぐに会社を辞めて転職したいという方もいるでしょう。

私は、月の残業時間が100時間を超えていたため、新卒半年で退職し、その後5ヶ月かけて転職をしました。

貯金はそれなりにありましたが、一人暮らしの場合、転職の見通しが立たない中、無収入で数ヶ月生活するのは正直かなりキツいです。

私は最終的に実家に戻り、なんとか生活できましたが、誰にも頼ることができない場合は、転職先が決まってからの退職をおすすめします。

【具体例】第二新卒がリスクを回避するコツ

第二新卒の転職には、いくつかのリスクがあることをご紹介しましたが、このリスクは自分の行動や考え方をちょっと変えるだけで簡単に解決することがあります。

それにはちょっとコツがいるため、具体例も交えながら紹介していきます。

1.ネガティブな転職理由はポジティブに変換する

ネガティブな転職理由は、企業から「またすぐに辞めるのでは?」と思われる要因になるため、なるべくポジティブな内容や言い方に変換する必要があります。

現職が明らかにブラックだったとしても、それをストレートな転職理由にすると、応募先の企業からの印象は悪くなるので、注意してください。

具体的には以下のように、ネガティブな転職理由をポジティブな内容に変換します。

  • 残業が多い
    →メリハリをつけて働くことで、常に良いパフォーマンスと結果を出したい
  • やりたいこと以外の業務が多い
    →1つの仕事を極めることで、その道のプロになりたい

単純に「残業が嫌だから」「やりたい仕事じゃないから」と言うのではなく、裏を返すとどう捉えられるのかを考えて、ポジティブな転職理由を考えましょう。

2.現職の何が嫌で、どうすれば解決するのかを明確にする

「せっかく転職したのに、またすぐに辞めたくなってしまう」そんな転職は絶対に避けたいですよね。

そのためには、現職を辞めたい理由と、どんな環境であればそれが解決できるのかを考える必要があります。

例えば、現職の給料に不満があり、20代のうちに年収1,000万円を達成したいのであれば、公務員になるのではなく、インセンティブで稼げる営業職や結果次第で早期に管理職が目指せるベンチャー企業などへ転職する必要があります。

このように、自分がいま何に不満を持っていて、それを解決するためにはどのような条件の企業に転職するべきかを明確するべきです。

3.現職の環境が本当に変えられないのか考える

現職がブラック企業で、どうしようもできないと感じることもあるかもしれません。しかし、本当にその環境を変えることができないか、考えたことはありますか?

私は、残業が月に100時間を超えるような働き方をしており、正直限界を感じたため、上司に業務量を調整してもらうことやポジションの変更を依頼しました。

しかし、多少の調整はあったものの根本的な解決には至らず、このままでは自分が壊れてしまうと感じ、退職に至ります。

  • 「いまの環境で最大限努力することができたのか」
  • 「より仕事を進めやすくするための工夫はできたのか

ということを考えてみてください。

ただ、その渦中にいる時はそうも言ってられないですよね…ですが、多少なりとも行動したという事実は転職活動の時に役に立ってくれます。

私は前職で残業が多かったですが、工夫したことや環境を変えるために努力したことを面接で全て伝えた結果、いま働いている企業を含めしっかりと評価してくれる企業がありました。

こういったことを取り繕うのは難しく、実際に行動した人からしか出ない言葉などもあります。面接官は、あなたが困難にぶつかった時にどう行動するのかも知りたいと思っており、そのような話を本音で話せるのは必ず有利になるので、少しでも環境を変えるために行動してみることをおすすめします。

4.絶対に譲れない条件以外は妥協する【給与<理想】

第二新卒の転職では、転職条件に優先順位をつけ、絶対譲れない条件以外のものは妥協することが重要です。

もし、あなたの転職理由が「年収をアップしたい」「好待遇の企業に転職したい」などではないのであれば、給料など待遇面の条件は妥協することをおすすめします。

なぜなら、給料が下がったとしても、あなたが叶えたい理想を叶えることの方が重要だからです(もちろん給料アップが理想ならそれを目指すべきですが)。

個人的な例を挙げると、私は残業が多すぎる会社への転職は本当に嫌だと思っていたため、額面で月収23万円以上という条件で、「残業時間が少ない+やりたい仕事」ができる会社を探していました。

自分が理想とする転職を叶えたいのであれば、絶対譲れない条件以外は妥協するべきです。

理想を叶えた上でお金も欲しいというのは、スキルがあり会社に貢献できたうえで要求することであるため、スキルや経験に乏しい第二新卒が全ての理想を叶えて転職することは難しいと言えます。

また、言い換えると、私は多少給料が低くてもワークライフバランスを優先したかったため「死ぬほど残業するくらいなら給料はいらない」と思っており、そのような条件で転職活動をしたところ、実際に給料は下がってしまいましたが、転職前よりもいまの方が幸せです。

5.辞めてからではなく、働きながら転職する

新卒半年で退職した私から一番言いたいのは、「(できれば)働きながら転職活動をしましょう」ということです。

「働きながらなんて、忙しくて無理だよ…」

と思うかもしれません。ですが、辞めてから転職活動をすると、職が無い不安や生活費が減っていくことへの恐怖心から、転職を急いでしまう傾向にあります。

また、第二新卒という若い時期に、履歴書に空白期間が増えてしまうのも良くないため、可能であれば在職中の転職をおすすめしたいです。

とは言っても、本当に忙しい人や現職がつらすぎて、いますぐ辞めたいという方もいると思います。そういった方は、無理しすぎないようにしてください。

もちろんあなたの体調やメンタルが一番重要ですからね。

「辞めてからの転職」か「働きながらの転職」どちらがいいのか分からない方は、それぞれのメリット・デメリットを解説したこちらの記事を参考にしてください。

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新卒だけど辞めてから転職できる?可能だがおすすめしない理由を解説

【FAQ】第二新卒の転職でよくある疑問と回答

では最後に、「第二新卒の転職でよくある疑問」に対して、第二新卒として転職経験のある私がお答えします。

Q1. 半年や1年以内の転職は正直難しい?

A. 「またすぐに辞める人材」だと思われる可能性が高いので、不可能ではないですが難しいです。スキルや経験が無い分、ポジティブな転職理由を話すことで、意欲やモチベーションからポテンシャルをアピールしましょう。

Q2. 新卒1年以内の早期退職者は転職できない?

A. 結論、できます。私は新卒入社してから半年で退職し、その後5ヶ月かけて理想の転職に成功しています。

新卒1年以内の早期退職の場合は、しっかりとポジティブな内容に変換して転職理由を伝える事ができれば問題ないですが、すべてを会社のせいにするような伝え方だと「他責思考が強く、自社に向いてないかも…」と判断される可能性が高いので、注意してください。

Q3. 第二新卒の転職って何ヶ月間くらいかかる?

A. 一般的に転職活動は2~3ヶ月程度かかると言われています。

私は、退職後に何も考えずに休む期間を作ったことや、仕事を再開することにしんどくなってしまったため、書類応募すらまともにしていない時期もあったため、合わせて5ヶ月かけて転職しました。

Q4. 貯金少ないけど辞めてからすぐ転職できる?

A. 人によりますが、正直に簡単には決まることはないと思います。

もしすぐに決まったとしても、それが自分の理想にあっている転職なのかは十分に見極めた方が良いです。

私は、転職活動開始時に、ここから3ヶ月以内に数社から内定もらって、転職活動はすぐ終わるだろうと勝手に思っていました。

これは過信から来ていたので節もあるので、あなたは自分を過信しすぎず、コツコツ応募と面接をこなしていけば、すぐ転職先が見つかる可能性も充分あります。

Q5. 転職活動は、何からはじめればいいの?

A. まずは転職理由を言語化すること将来のビジョンを明確にすることです。

企業への応募や実際の面接など、転職活動ではやることがたくさんありますが、この2つが出来ていなければ、転職で理想を叶えることは難しいため、最低でもこの2つははっきりさせた状態で転職活動をしてください。

第二新卒はプロに頼ってリスクを回避しよう

ここまで第二新卒の転職リスクやそれらの回避方法を解説してきましたが、いま一人で転職活動をすることに対して不安な気持ちや焦りはありませんか?

でも一人で抱え込む必要は全くありません。転職時に周りに頼れる経験者などがいなくても、転職エージェントを活用することで、無料にもかかわらず転職活動を有利に進めることが可能です。

転職エージェントを利用すれば、

  • 非公開求人を紹介してくれるので、そこでしか応募できない優良企業に出会える
  • エージェントが最適な求人を選んでくれるので、企業選びの時間を減らせる
  • プロが書類や面接の添削をしてくれるので、不安なく選考に進める

など様々なメリットがあります。

この転職エージェントというのは、エージェントが企業からお金をもらうことで成り立っているため、求職者から利用料をとることはありません。

無料で転職を有利に進められる転職エージェントをぜひ利用してみてください。まずは、簡単な面談で、漠然とした不安などを相談するだけでも大丈夫です。

いますぐ行動し、あなたの理想の転職を叶えましょう。

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