- 第二新卒の応募方法って何があるの?
- 実際に応募する時はどうすればいいの?
- 応募方法って1つに絞った方がいいのかな?
と疑問や不安を持つ方に向けて記事を書いています。
私は、新卒半年で残業が月100時間越えの1社目を退職し、現在は第二新卒として上場企業への転職を成功させ、ホワイトな環境でワークライフバランスを保っている第二新卒です。
この記事では「第二新卒の応募ってどんな種類があるの?」という疑問に答えるだけではなく、それぞれの実際の応募方法も解説します。
この記事を読めば、第二新卒としての応募方法が分かり、どれを選べばいいかも分かるため、初めての転職活動を不安なくスタートすることができます。
第二新卒の応募方法を全種類解説
では第二新卒として転職が初めての方も分かりやすいように、どんな応募方法があるのか、網羅的に解説していきます。
ここでお伝えするのは、以下の3点です。
- 応募方法の種類
- 各方法の応募手順
- メリット,デメリット
具体的には以下の5つの応募方法について解説します。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- 直接応募
- リファラル
- Wantedly
- ハローワーク
実際に私が応募したり検討したものなので、リアルな内容をお伝えできます。
【転職サイト】転職するなら絶対必要!
はじめに紹介するのは、新卒就活の時にあなたも使っていたであろう転職サイトです。
転職サイトは、第二新卒も含めた求職者なら90%以上の方が使用しているであろう媒体で、転職活動をするなら絶対に使うべき応募方法の1つです。
転職サイトの応募方法
ご存知だとは思いますが、転職サイトは、サイト内で「職種、年収、休日、勤務地」などの条件を絞って企業を検索し、興味のある企業に自分で応募をします。
「応募するほどじゃないけど気になるな…」という企業がある場合は、「気になる」のようなボタンがあるのでそれを押しておくことで企業側から「面接に来ませんか?」というような応募を促すアプローチをされることも。
応募の際は、履歴書や職務経歴書などの書類の提出が求められ、その書類をもとに選考され、通過すれば面接の日程を決める流れになります。
新卒で利用した就活サイトと大きな違いはないので、応募方法で迷うことはないでしょう。
転職サイトのメリット
- 自分で求人を探して応募できる
- 自分のペースで転職活動ができる
- スマホで見れるので、隙間時間に求人を見たり応募ができる
- 求人情報が豊富
- 第二新卒に特化した転職サイトがある
転職サイトは、豊富な求人情報があることと、その求人を自らフィルターをかけて検索することができるので、自分に合う求人に出会える可能性が高いです。
また、第二新卒に特化した転職サイトもあるので、そのような転職サイトは早期に転職を考えている若手にはおすすめです。
転職サイトのデメリット
- 自分が動かなければ転職活動が進まない
- 求人情報が多すぎて見きれない
- 自分に合う企業を見極めるのが難しい
転職サイトは基本的に自分が動かなければ転職活動が進まないため、おすすめの求人を紹介してほしい、自分から能動的に動くのが苦手という方は、このあと紹介する転職エージェントがおすすめです。
【転職エージェント】プロの手を借りたいあなたに!
新卒就活では使わなかった人も、転職活動では使うことが多い転職エージェントは、転職活動をするなら絶対に登録しておきたいサービスの一つです。
転職サイト同様に種類が多いため、自分に合ったエージェントサービスを見極めることが重要です。
転職エージェントの応募方法
転職エージェントを利用して応募する場合は、エージェントから求人を紹介されるパターンと自分から選んで応募するパターンがあります。
あなたの転職条件や相性などから担当エージェントが、おすすめの求人として紹介してくれ、応募するかどうかはあなた次第となります。
一方で、転職エージェントの専用サイトにも、求人情報が載っているため、転職サイトに近い形で検索して応募することも可能です。
さらに、スカウト機能もあるため、「応募しませんか?」「面接確約スカウト」など企業側からのアプローチで選考が進む場合もあります。
転職エージェントのメリット
- 非公開求人もあり、求人数がたくさんある
- プロのアドバイザーがサポートしてくれる
- 応募書類の添削や面接の練習をしてもらえる
- 企業との連絡や選考の日程調整を代行してくれる
- 年収交渉など内定後もサポートしてくれる
転職エージェントの主なメリットは、エージェントが代わりに動いてくれる部分が多く、ある程度転職活動をしやすくなることです。
応募やその後の手続きなどはもちろん、面接対策なども行ってくれるのは、転職活動が初めてで不安を感じている第二新卒にピッタリでしょう。
転職エージェントのデメリット
- 転職活動を自分のペースで進めにくい
- エージェントの質や相性によって転職活動が左右される
- エージェント側の精査により応募できないこともある
転職エージェントは、おすすめの求人を頻繁に紹介してくるため、自分のペースで転職活動をしたい方には向いていない可能性もあります。
またこちらが応募したいと思っても、同じ求人に複数の応募者がいる場合は、どの求職者をエントリーさせるかエージェント側で精査されることもあるのがネックです。
ただし、応募するかどうかは自分で選べますし、エージェント経由で応募できなかった場合は転職サイト側で応募できる可能性もあるため、どちらも上手く使い分けることが重要になってきます。
【直接応募】転職サイトに無くても応募可能!
新卒就活の時は、基本的に就活サイトを通して応募することが多いため、あまり馴染みのない方もいるかもしれませんが、転職サイトやエージェントを通さずに企業に直接応募することも可能です。
直接応募の方法
直接応募の場合、気になる企業のホームページや採用ページにアクセスして、求人情報が載っていれば、そこからエントリーをすることができます。
転職サイトなどと同様に、応募時は履歴書や職務経歴書が必要になりますので、あらかじめ準備しておきましょう。
また、応募書類に縛りがない場合は、履歴書や職務経歴書に加えてオリジナルのポートフォリオを添付するなども自分のスキルや経験をアピールすることに繋がるためおすすめです。
直接応募のメリット
- わざわざ直接応募するので、志望度が高いと思われる
- 企業側の採用コストが低くなるので、選考に通過しやすい(内定が出るかは別)
- 一度落ちても、半年や1年後と期間を空けて応募できる
直接応募の場合、わざわざホームページを探して応募することになるため、その企業に入りたいという熱意や志望度の高さをアピールできます。
さらに、転職サイトやエージェント経由の応募では必要になる紹介料などのマージンが無いため、企業側も「いい人材なら採用したい」と前向きに検討しやすくなります。
直接応募のデメリット
- メールのやり取りや年収交渉などを自分で行う必要がある
- 求人情報が不明確のため、自分から確認する必要がある
- 何かトラブルがあった場合、自分で対応する必要がある
直接応募は、基本全て自分で動かなければいけません。また、転職サイトや転職エージェントを介さない分、トラブルが発生したときも全て自分で対応しなければいけません。
と言っても、よほど面接で失礼な態度をとった、何か問題になる行動をしてしまったということが無ければ、トラブルになることはないので安心してください。
【リファラル(紹介)】友人・知人在職の企業への転職
採用側ではないと馴染みがないかもしれませんが、リファラル採用という採用方法があります。
リファラル採用とは、社員を介して人材を紹介してもらうことによって採用する手法です。
つまり、あなた目線で説明すると、あなたの友人や知人などから紹介してもらうことで企業に応募する転職方法になります。
リファラルの応募方法
リファラルの場合、友人や知人にお願いして、企業側に紹介してもらう必要があるので、応募したい企業に知り合いがいることが前提となります。
リファラルのイメージが湧きにくい方は、直接応募を友人や知人を介して行うというような認識をしていただければ問題ないと思います。
リファラルのメリット
- 友人の話から企業の内情を聞きやすい
- 友人があなたの魅力を伝えてくれる
- 入社後に紹介者がサポートしやすく会社に慣れやすい
リファラルでのメリットは、知り合いの話から企業側のことがよく分かることで、自分に合うか判断しやすいということです。
さらに、知人があなたの魅力を上手く伝えることができれば、自社の社員からの推薦になるので、人事側もその事実を受け入れやすくなります。
リファラルのデメリット
- そもそも応募を受け付けていない場合がある
- 落ちた場合に紹介者と気まずくなる可能性がある
- 入社後にミスマッチだった場合に辞めにくい
リファラルは、入社までにしっかり情報収集できるなどのメリットがありますが、もし不採用になったり、入社後にミスマッチだった場合、紹介者の知人とあなたが気まずくなる可能性があります。
ただし、それはあなたと紹介者との関係次第なところもあるので、もしそうならない、そもそも気にしないという方であれば問題はありません。
【Wantedly】面接ではなく気軽な面談スタイル!
Wantedly(ウォンテッドリー)とは、スタートアップ企業やベンチャー企業の掲載数が多いビジネスマッチングSNSです。
待遇などよりも、どちらかというとやりがいや環境面、価値観などでマッチングを図る形をとっています。
そのため、いきなり志望動機を聞かれるような面接はありません。
Wantedlyの応募方法
Wantedlyは、普通の転職サイトにはあるようなエントリーボタンがありません。
その代わり、「話を聞きに行きたい」というボタンがあり、気軽に面談形式で人事と話をすることができます。
これが応募方法となり、面談の後に選考に進むかどうかを決めます。簡単にいうと、個別で会社説明会を開催してもらうような感じです。
Wantedlyのメリット
- 第二新卒歓迎の若手向け求人が多い
- 面接ではなく面談というスタイルで会社説明を聞ける
- チャットがあるのでメールが苦手でもやり取りしやすい
- エンジニアやIT系、Web系の転職に強い
- 価値観の合う企業を見つけやすい
Wantedlyは若手向けの求人が多く、第二新卒の転職活動に向いています。
また、面接ではなく面談を通して企業のことを直接聞けるので、フランクな雰囲気で企業との相性や業務内容を話すことができます
Wantedlyのデメリット
- 応募しても無視されることがある
- 面談の体(てい)で面接をしてくる企業もある
- 待遇について記載するルールはないので、自ら確認しなくてはいけない
Wantedlyはやりがいや価値観などを重視した採用活動を推奨したメディアですが、その通りに運用していない企業もあります。
そのため、こちらは面談の体で参加したにも関わらず、向こうは選考をしている。また、表向きでは面談だが、選考のように見られている。ということもありえます。
ただし、企業側も時間をかけて面談をしている以上、多少なりともそのような視点で見られてしまうのは仕方がないでしょう。
【ハローワーク】離職者でも転職活動を進めやすい!
聞いたことあるが、実際に利用するとなるとどうしていいか分からない人が多いのがハローワークかもしれません。
ハローワークは、厚生労働省が全国に設置する「公共職業安定所」のことです。就職・転職をしたい人に職業を紹介したり、相談に乗るなどのサポートをしてくれます。
転職エージェントというのは言い過ぎですが、転職の仕方や面接で迷っていることや悩んでいることがある場合は、面接の対策や書類の添削なども行ってくれる
ハローワークの応募方法
ハローワークで応募する場合は転職サイトなどと同様に、まずは登録作業を完了させ、その上で求人情報に応募することができます。
大まかな流れは以下のようになっていますが、実際に利用する際は、求職申込み手続きをネットで済ませて、ハローワークに出向いて相談をした方が分かりやすいですし、そもそもハローワークに行かなければ始まらないので、早めに行動することがおすすめです。
- 求職申込み手続き(公式サイトorハローワークに出向く)
- ハローワークカード発行
- 求人端末で求人情報を検索
- 窓口で相談したり、応募する
まず、求職申込み手続きを行ったうえで、ハローワークに出向き、窓口でハローワークカードを発行します。
ハローワークカードとは、窓口での相談や求人紹介などの利用に必須のカードです。ちなみに、発行日の翌々月までの有効期限なので、注意してください。
ハローワークカードが発行され次第、ハローワーク内にある専用の求人端末で求人を探せるようになります。
そこでもし気になる求人がある場合は、求人票を印刷して窓口まで持っていき、応募要件などを確認したのちに、職員の方を通して応募の連絡をし、面接の予約が可能です。
ハローワークのメリット
- 転職サイトや転職エージェントでは出会えない求人に出会える
- 第二新卒や離職者も門前払いされにくい
- ハローワークがあるエリア(地元)での転職に向いている
- 面接練習をしてくれたり職業訓練などを受けられる
ハローワークは、豊富な求人情報があることや、面接練習、自己分析や職業訓練を受けられるなど、転職が初めての方でも心強い要素があります。
また、無職の方々も仕事を探すような行政機関なので、第二新卒やすでに離職してしまった方でも通いやすいというのもメリットかもしれません。
地方の方で、地元での就職を考えている場合は、転職サイトや転職エージェントと併用して使うのは有効的だと思います。
ハローワークのデメリット
- 一部求人がない職種がある
- ハローワーク職員側にインセンティブ等のメリットがないので、対応が雑になる場合もある
- 求人情報が正しくないorブラック企業の可能性がある
- 仕事をしていると通うのが難しい
ハローワークは行政機関が運営しているため、非営利で運営がされています。そのため、転職エージェントのように職員の方々へインセンティブが支払われることがないため、人によっては紹介方法や対応が雑になってしまう可能性も考えられるというのがデメリットです。
また、求人数が多いことで、あまりその求人情報を精査できていない場合があり、企業によっては嘘の情報が書かれていることもあるため、求人情報はよくチェックしなくてはいけません。
第二新卒が新卒扱いされる応募方法
応募方法に関連して、第二新卒である自分が「新卒」として就職活動できないかという疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。
そう考えている方に向けて、第二新卒が新卒扱いしてもらえる応募方法をご紹介します。
結論、企業にもよりますが、第二新卒を新卒と同じ選考フローで採用している企業が存在するので、その選考に応募することが第二新卒ながら新卒扱いで転職する方法です。
新卒向けの会社説明会などに第二新卒で参加するのは難しいかもしれませんが、転職サイトの求人情報に「第二新卒募集」という表記がある場合、企業側に直接問い合わせる形で、新卒と同じ扱いの選考を開催しているかを聞いてみることをおすすめします。
第二新卒が新卒扱いしてもらえるかどうかということに関して、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
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第二新卒は新卒扱いとして応募できる?私が新卒枠として選考に進んだ話
1つに絞らず複数の応募方法で転職活動をしよう
今回は、
- 転職サイト
- 転職エージェント
- 直接応募
- リファラル
- Wantedly
- ハローワーク
と、6つの応募方法をご紹介してきましたが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、よく見極めて使うことが重要ですし、どれか一つに絞るのではなく、それぞれの良い部分を活かして、複数の媒体を使いながら転職活動を進めることがおすすめです。
また、企業に応募するにあたって、「転職に失敗したくない!」と考えているのであれば、こちらの記事も参考になりますので、合わせてご覧いただくと良いでしょう。
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失敗しなかった第二新卒が解説!転職成功のために今からできる9つのこと